高級ドライヤーじゃなきゃダメ? ツヤさら綺麗な髪を手に入れるドライヤーの使い方
ちまたで流行りの「超高級ドライヤー」
使ってみたいけど、値段が高くて手が出せない・・・
という方、安心してください(*^-^*)
たしかに高級ドライヤーは機能面も優れていて効果が高いものが多いです
でもとくに高級じゃない普通のドライヤーでも使い方次第でキレイな髪は作れます♪
まずはドライヤーの正しい使い方をマスターしてサラつや美髪を目指しましょう!
自然乾燥はNG!濡れた髪を放置するデメリット
ドライヤーの使い方の前に、まず前提として知っておきたいことは
「濡れ髪放置はNG!」
お風呂やシャワーの後に
「髪を乾かすのが面倒」
「ドライヤーの熱で髪が痛みそう」
と、濡れた髪をそのままにして自然乾燥させていませんか?
じつはそれ髪にとってはよくないのです
濡れ髪放置デメリット
- ①髪が痛む
- 髪は、摩擦などの外部刺激から守るためウロコのような「キューティクル」で覆われています。
このキューティクルは濡れると柔らかくなって剝がれやすくなります。
キューティクルが剥がれてしまうと、そこから髪内部の水分や栄養が抜け、ツヤやコシが失われてしまいます。
外部からの刺激にも弱くなっているので、乾いている状態と比べると、痛みやすくなっています。
濡れ髪のまま寝ると、枕や布団の摩擦でダメージを受けてしまいます。
- ②髪がハネる
- 髪の毛には「水素結合」という性質があります。
濡れてる髪は結合が切れて、形が自由に変えられる状態です。髪の毛が乾くとそのまま固定されます。
つまり濡れたまま寝てしまうと、髪の毛が寝ているときの形状で乾くため、毛先がはねたりなどの寝ぐせがついてしまうのです。
- ③雑菌が繁殖しやすい
- 濡れた髪を放置しておくと、頭皮は高温多湿の状態になり、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのためフケやかゆみ、臭いや頭皮トラブルの原因となります。
気温の高い夏場は特に注意が必要です。
美髪を手に入れる正しいドライヤーの使い方
髪をドライヤーで乾かすにはコツがあります
濡れ髪放置はNGですが、乾かし方によっては髪にダメージを与えてしまうこともあります
髪を乾かす順序や、使い方のコツ、温風・冷風の使い分けをマスターして上手にドライヤーを使いこなしていきましょう
髪の毛を乾かす最適なタイミングは、髪を洗ってから30分以内です。
髪が塗れている時間はできるだけ短くして、すばやく髪を乾かしましょう。
Step1. やさしくタオルドライ
洗いたての髪にいきなりドライヤーを当てるのはNGです
まずは、タオルドライで髪の水分を念入りに吸い取りましょう
この時に、タオルでぐしゃぐしゃっと髪を拭くと、髪のキューティクルをタオルの摩擦で剥がしてしまう原因になります。
髪は濡れている時が一番ダメージを受けやすく敏感になっています。
タオルドライは、頭皮の水分だけを吸い取るイメージで優しくおさえるようにしましょう。
髪の毛先はタオルではさんで優しくプレスするように行います。
髪が絡まっている時は、手ぐしで軽くほぐします。
水滴が落ちない程度まで髪全体の水気を取りましょう。
Step2. 熱から守るため、洗い流さないトリートメントをする
髪の毛を乾かす前に洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を付けます。
ドライヤーの熱から髪を守るために、毎回付けてから乾かすことをおすすめします。
付けすぎると乾きにくくなってしまうので、適量を毛先中心につけましょう。
さまざまなタイプのトリートメントがありますので、ご自身の髪質にあったものを選びましょう。
熱に反応して髪を補修する成分が入っているトリートメントを使うのもおすすめです
Step3.髪の根元から中間部まで全体の80%まで乾かす
タオルドライで髪の水気が取れたら、次にドライヤーで乾かしていきます。
「強温風」モードで、全体の80%程度まで乾かします。
クセのある場所から乾かす
髪は乾いていく段階でかたちがついていきます。
そのため髪のクセがある方はその部位から、ない場合は前髪からスタート!
前髪は髪の量も少なく早く乾くので、先に乾かすことで思い通りのカタチに整えることができます。
次にサイドや髪の後ろを乾かしていきましょう
髪の根元→中間部と順に乾かす
部位はクセのある場所、または前髪→サイド→髪の後ろと乾かしていき、
髪の毛は「根本」→「中間部」の順に乾かしていきます
根元はしっかり手を入れて、髪を起こしながら後ろから前に乾かしましょう
根元部分が乾いてきたら、毛束をゆるく引っぱりながら髪全体を80%まで乾かしていきます
ノズルを外して乾かす
広範囲に熱を分散させるためにノズル(ふきだし口)を外した状態で髪を乾かすことをおすすめします。
ドライヤーを小刻みに振りながら乾かす
温風を1箇所に当てると熱変性が起こったり、ダメージの原因になるのでドライヤーは小刻みに動かして使いましょう。
熱変性とは
80%がタンパク質でできている髪は熱を当てすぎると固まってしまいます。
熱によって固まってしまうことを「熱変性」といいます
髪内部のタンパク質が固まると、あちこちに埋まらない空洞(ダメージホール)ができてしまい、キューティクルが剥がれた部分から、髪内部の成分や水分が流れやすくなります
髪が濡れていると約60℃ぐらいから熱変性が始まります
Step4 ドライヤーの弱温風で髪型を整える
ドライヤーの「強温風」で、8割程度髪が乾いたら、「弱温風」に切替えて毛流れを整えながら毛先までを乾かします。
Step5. 冷風で全体を仕上げる
毛先まで乾いたら、最後に冷風を使って全体を仕上げます
冷風のメリット
★寝ぐせを防ぐ&ヘアスタイルキープ
髪の毛はタンパク質でできているので、温めると柔らかく、冷やすと固まる性質があります
ドライヤーの熱でしっかり乾かした後に、冷風で仕上げることで翌朝の寝ぐせを防いだり、またお出かけ前はヘアスタイルをキープすることができます
★髪にツヤを与える
冷風はキューティクルを引き締める効果があるので、指通りの良いツヤのある髪に仕上がります
★ドライヤーの熱ダメージを軽減
温風のドライヤーで髪の温度が高くなり過ぎたときに、冷風に切り替えることで熱のダメージから守ります
髪を乾かしている途中で、髪が熱いと感じたら、冷風をはさんでクールダウンしましょう
★髪の乾燥を防ぎ広がりを抑える
温風を長時間髪に当てるとキューティクルが開いて、髪内部の水分が逃げていき乾燥が進みます
冷風を当てることでキューティクルが閉じて、乾燥や広がりを抑えることができます
高級ドライヤーじゃなくても、使い方のコツがわかれば、キレイな髪を目指すことができます
「乾かすケア」をマスターして、さらツヤ髪を手に入れてくださいね
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