ネイルしていい?手指のさかむけ(ささくれ)ケアと予防

空気が乾燥すると、指先がガサガサになってしまいませんか?
指先から水分が奪われると、皮膚がめくれあがって「さかむけ」ができることがあります
見た目、指先の引っかかりが気になるからと言って、ムリに引きちぎるのはNG!
さかむけができる原因と予防方法、できてしまったときの対処法をお伝えしていきます。
■さかむけとは
「さかむけ」とは爪の生え際の皮ふが荒れていて、指の根本側にむかって細くむけることをいいます。
ニットやストッキングにひっかかってほつれてしまうなんてことがあります。
痛みがあったり、場合によっては血が出ることも。
手作業や水仕事が多い人は特にできやすくなります。
「さかむけ」と「ささくれ」の違い
さかむけと同じように使われるコトバで「ささくれ」とうコトバがあります
「ささくれ」はモノの先端などが細かく割れていることを指しています
「さかむけ」は手指に対して使われるのに対して「ささくれ」は割りばしや木の枝など、手指以外のモノにも使われます。
■「さかむけ」なぜできる?原因は?
① 手指の乾燥
さかむけの主な原因は「乾燥」
秋から冬の季節にできやすくなります。
手の洗い過ぎやアルコール消毒も手指を乾燥させます。
とくに冬場はお湯を使うことが多くなるのでより皮ふの水分が奪われやすくなります。
手に付いた水が蒸発するときに皮ふの水分も一緒に奪われてしまうので気を付けましょう
② 家事や水仕事による「刺激」
乾燥以外にも、指先への「刺激」も大きな原因に。
手先を使った作業や水仕事、洗剤なども指先に刺激を与えます。紙やダンボールなどによく触れる人もささくれしやくなります。
③ ネイルリムーバーや過度な甘皮ケア
ネイルをしている人はさかむけしやすい傾向にあります
とくにアセトン系のリムーバー(除光液)を使ってる人は注意してください。
アセトンは、皮脂を溶かしてしまう性質があるため肌のバリア機能が乱されます。
また甘皮ケアは、爪まわりの皮ふを柔らかくして角質を取り除く処理を行うので、ケアをした後の皮ふは薄く乾燥しやすい状態になりさかむけしやすくなります。
④ 栄養不足
皮ふは「ケラチン」というタンパク質からできています。
健康的な肌を保つために必要なたんぱく質やビタミン、ミネラルの不足もさかむけができる要因になります。ダイエットや食事制限している人は、気をつけましょう
■さかむけができた時の対処法
さかむけを放っておくと、そこから菌が入り込み炎症をおこしてしまうこともあります(爪周囲炎)
はじめは少し腫れるぐらいですが症状が進むと膿が溜まることもあります。
できてしまったら早めに対処しましょう
小さいハサミやニッパーなどでカット
さかむけができた時に指で引きちぎってしまうと、傷が深くなったり出血してしまうこともあります。
清潔な小さなハサミやニッパー、爪切りなどを使って、さかむけをなるべく根元ギリギリから丁寧にカットしてください。その後、傷がある場合は、傷薬などを塗ってからばんそうこうを貼って保護しましょう
■ネイルで気をつけること
さかむけがあるときは、ネイルを控えた方がベター。
とくに出血や腫れがある場合は、NGです。
マニキュアやネイルに含まれる成分が、さかむけから入り込み悪化することも。
やりたい場合は、ニッパーやハサミなどでさかむけの先端をカットしてからクリームなどでしっかり保護して、さかむけにマニキュアがつかないように注意しましょう。
ネイルをオフする時のリムーバーは刺激の少ないノンアセトン系を選ぶようにしましょう。
甘皮処理もやり過ぎはよくないので、ほどほどに。
■さかむけ予防ケア
① 保湿がいちばん
まずは保湿をしっかり行いましょう。
こまめにハンドクリームやネイルクリームを塗ってうるおいを保つようにしましょう
冬場はもちろん、水仕事や手仕事をする方はとくに念入りに。
お湯を使う水仕事の前にハンドクリームを塗ってから専用の手袋を付けて行うと、パック効果で手指がしっとりするのでおすすめです。
また夜寝る前にもハンドクリームを塗ってからシルクの手袋などを付けて寝ると保湿効果がアップします
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② ビタミン、ミネラル、タンパク質をバランスよく摂る
食生活を見直し、バランスの良い食事をとりましょう。
皮ふを健やかに保つにはタンパク質やビタミンA、B2などをこまめに摂って。
タンパク質は、肉、魚、大豆、卵など多くの食べ物に入っているので摂りやすいでしょう。
ビタミンAとB2はうなぎや卵、鶏レバーなどに豊富に含まれています。
③ マッサージや運動で血行をよくする
血行不良もさかむけの原因になるので、手指のマッサージや軽い運動をとりいれるのもいいでしょう
手軽にできるセルフハンドマッサージはリラックス効果もあっておすすめです。
手をあたためてからクリームやオイルを塗って、手指をやさしくもみほぐします。
さかむけができやすい爪のサイドや付け根は念入りにしましょう。
■まとめ
「保湿」「栄養バランス」「運動」は美と健康のキホン。
乾燥する季節こそ、しっかり保湿して、手先までうるおいをキープしていきましょう
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