「蒸れ」と「暑さ」でマスクの中はサウナ状態!? 「夏マスク」で快適さと美肌をキープする方法
気温の高い日が続いていますね。
マスク生活もすっかり定着しましたが、夏マスクは「暑い」「蒸れる」「息苦しい」の三重苦・・・
マスク焼けや化粧崩れ、ニキビ、肌荒れなど肌へのダメージが気になります。
汗や皮脂汚れ、唾液など夏のマスク内は雑菌だらけ。
夏も美肌を守る快適マスク生活のヒントをお伝えします。
ぜひ参考にしてください。
「夏マスク」肌荒れの原因
高温多湿による過剰な皮脂分泌
マスクの内側には汗や皮脂、メイク汚れ、ニキビの元となるアクネ菌など、さまざまな雑菌が繁殖しています。
またマスク内の蒸れにより、皮ふの角層がふやけることでバリア機能が低下し、肌トラブルを招く原因となってしまいます。
マスクの付けはずしによる摩擦
食事をしたり、人にいない屋外などで、一時的にマスクを外すこともよくあります。このマスクの「付け外し」も肌荒れの原因になってしまいます。
肌とマスクがこすれる(摩擦ダメージを受ける)事によってかゆみや、かぶれを招くことがあります。
マスクを外した時の乾燥
夏のマスク内の温度は、外に比べて5℃前後高く、湿度も80%を超えます。
マスクの中はまるでサウナ状態!
マスク内は高温多湿になりますが、外すと急激に温度・湿度の変化が起こります。
マスクを外すと内側の湿気が蒸発し、肌の水分も一緒に奪われることから、肌が乾燥しやすくなるのです。
「夏マスク」美肌を守るスキンケア対策
油断禁物!「UVケア」もひと工夫
「マスクをしてるから、口元は日焼け止めを塗らなくても大丈夫」と思っていませんか?
いくらか紫外線を減らせることはできますが、マスクで100%UVカットできるわけではありません。
また、マスクの素材によっては、紫外線を通しやすいものもあるので、マスクで隠れている部分もちゃんと日焼け止めを塗りましょう。
マスクの中は汗だくになるので、水や汗に落ちにくいタイプのものがおすすめです。
汗をかいたり、タオルで拭いたりしたらこまめに塗りなおして紫外線からお肌を守りましょう。
また、「マスク焼け」しないように塗り方にもひと工夫。
顔に日焼け止めを付けた後に、くるくると指を回して塗り、それから一方向に伸ばすように塗ることを組み合わせるとムラなく塗ることができます。
鼻筋や頬の高い部分などは、マスクが直接あたる部分は擦れて取れやすくなりますので、擦れに強い日焼け止めを使って、重ね塗りしておきましょう。
「落とすケア」はやさしく丁寧に。
マスク内には過剰に分泌された皮脂や雑菌が残っていますので、汚れを「落とすケア」がとても大切です。
マスクを長時間つけていた肌はとてもデリケートになっています。洗顔するときは、ゴシゴシこすらずに泡で優しく包み込むように洗い、すすぐときはぬるま湯で丁寧に洗い流してださい。
保湿ケアで肌のバリア機能を整える
汚れを落とした後はすぐに「保湿」
まずは保湿力の高い化粧水で水分補給をしてうるおいを与えましょう。
乳液やクリームは肌質やお肌の状態に合わせて使用するといいです。
乾燥肌やインナードライ肌の方は、蓋をする感覚でしっかりめに。
脂性肌や混合肌の方は、ニキビや吹き出物が出やすくなるため、薄く塗る程度に。
また油分が控えめの化粧水や乳液、ジェルなどで乾燥からお肌を守りましょう。
快適に過ごす「夏マスク」の選び方
「蒸れ」「摩擦」「乾燥」肌へのダメージが心配なマスクですが、少しでも不快感を和らげて快適なマスク生活を送るためにはマスクの選び方も重要です。
快適性も大切ですが新型コロナウイルスの感染リスクを防ぐためには飛沫防効果のあるマスクが大前提です。
素材、機能をチェック
マスクの素材には様々な種類がありますが、コットンやシルクなどの天然素材の柔らかいマスクが肌への負担は少なくなります。
布製マスクでは、感染防止力が気になる場合は、その上から不織布マスクをするのもひとつの手ですが真夏は少し暑く感じるかもしれません。
触れると冷たく感じる「接触冷感」や、「防臭」「抗菌」などの機能性の高いマスクも色々と出回っています。
天然素材、化学繊維問わず、快適で自分にあったマスクを選びましょう。
マスクの摩擦、ずれ対策
耳にかけるゴムや、マスクの縁の部分など肌に当たる部分が気になる場合は、ワセリンなどを薄く塗って肌を保護しておくのもおすすめです。
顔のサイズに合わないマスクは、ずれや摩擦の原因となりますので、大きすぎず小さすぎない、自分に顔に合ったサイズのものを選びましょう。
毎日洗って清潔なマスクを
1日つけたマスクは、汗や唾液、雑菌だらけです。マスクは必ず毎日洗うようにしましょう。
洗濯機で洗うと型崩れや、化粧汚れが落ちにくいことがあるので、1枚ずつ丁寧に手洗いするがおすすめです。
熱中症予防と「夏マスク」
「夏マスク」、感染防止対策も大切ですが、気温・湿度の高い夏場は熱中症にもじゅうぶん注意しましょう。
- 運動時にはマスクを外しましょう
- 屋外での散歩やランニング、通勤、通学時もマスクの着用は必要ありません
→ 新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた熱中症予防のポイント(厚生労働省)
「夏マスク」と上手に付き合う5つのポイント
「夏マスク」と上手につきあって、夏も涼やかな美肌で過ごしてくださいね。
①「UVケア」油断せずにひと工夫 ②「落とすケア」はやさしく丁寧に ③「保湿ケア」でバリア機能を整える ④「素材・機能・サイズ」快適なマスクを選ぶ ⑤マスクは毎日手洗いして清潔に