くせ毛・うねり髪に関する12個の質問と回答
髪のくるくる・うねうね問題を解決~
くせ毛・うねり髪に関する
12の質問と回答
くせ毛は髪の毛にくせがでて「ハネ」や「うねり」がでる髪質のこと。
髪の悩みをもたらすくせ毛は大きく以下の4種類に分けられます。
ただし、くせ毛の種類はが1つとは限らず、複数のタイプが混ざっていたり、直毛の中にくせ毛が混ざっていることもあり個人差があります。
① 波状毛(はじょうもう)
波状毛とは、その名の通りまるで波のように左右交互にうねっている毛のことです。
日本人に多いタイプで、湿度によって髪の毛が膨らんでしまうのが特徴です。
一見直毛に見えて髪内部に波状毛が混じっているケースがあり、状態の個人差も大きいです
雨の日などに髪の毛が広がってしまうというお悩みの方は、波状毛に当てはまるかもしれません。
別名天然パーマとも呼ばれ、くせ毛の種類の中では、スタイリングによってはくせを活かしやすい髪質と言えます。
② 捻転毛(ねんてんもう)
捻転毛とは、毛先に向けてらせん階段のようにのようにくるくると回転し、ねじれているタイプのくせ毛を言います。
一般的にストレートのようにも見えるため、くせ毛とわかりにくいことが多いです。
髪のねじれ部分を触っていると、ザラザラとした感触があり、髪がパサついて見えやすいです
毛が細くやわらかい髪質の人によく見られ、毛の太さも場所によって異なります
髪のねじれ部分がブラシや指にひっかかりやすいため、ブラシや指による摩擦で切れ毛になりやすいです。
そのほかにも、カラーやパーマなど薬剤を使用するとき、髪の太さに均一性がないため薬剤が均一に届かず、ムラが出やすいという特徴があります。
髪がごわつきやすいなどのお悩みがある場合、このくせ毛に当てはまる可能性があります。
③ 連珠毛(れんじゅもう)
数珠をつないだように、髪の毛が太くなったり細くなったりしている髪質です。
日本人にはほとんど見られません。
髪全体を見るとストレートのように見えますが、一本一本を触ってみると、でこぼこしています。
太い部分は十分な強度がありますが細くなった部分から切れやすく、枝毛や切れ毛のお悩みを抱えていることも。縮毛矯正などダメージが大きい施術が難しい場合があります。
④ 縮毛(しゅくもう)
縮毛は細かく縮れたタイプのくせ毛です。
髪にボリュームが出やすく、アフロヘアのように見えることも。
波状毛や捻転毛が混じっている方も多く
髪を触るとゴワゴワしていて、ツヤもあまりありません。
湿気の影響を受けにくく、髪が濡れてもほぼ見た目に変化がありません。
とくにくせが強いので、くせを活かしたスタイリングが難しい場合があります。
日本人には多くありません。
くせ毛は髪の内部のタンパク質や、頭皮の毛穴の状態によって生じます。
髪の毛の約8~9割%が、毛皮質(コルテックス)と呼ばれるケラチンタンパク質でできています。
この部分のタンパク質・脂質の構造や水分量が、髪の柔軟性や太さを左右します。
この髪の内部構造の真ん中にあるコルテックスにくせ毛の大きな要因があります。
コルテックス内のタンパク繊維が均一でなかったり、タンパク質の結びつきが歪んだりする事で、くせ毛になり、その度合いによって癖の強さが左右します。
① 髪内部の「シスチン結合(S=S結合)」のゆがみ
直毛
まっすぐ結合している
くせ毛
ボタンを掛け違えたようにゆがんでいる
人間の毛髪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質の一種のコルテックスで、いくつものアミノ酸が「水素結合」や「シスチン結合」などといった様々な方法で結びつき構成されています。
「シスチン結合(S=S結合)」は、強い結合で簡単には切ることができません。
くせ毛は、弱いウェーブからちぢれ毛まで、色々なタイプがあります。
直毛やくせ毛など一人ひとりの髪質がちがうのは、このシスチン結合のつながり方の違いによると言われています。
くせ毛は、この「S=S結合」がボタンをかけ違えたようにずれて結びついているため、髪がゆがんでいます。
このシスチン結合を一度切断してボタンをかけ直し、熱で固定するのが縮毛矯正です。
② 髪内部のタンパク質が不均一
コルテックスには以下の2種類のタンパク繊維があります。
・軟らかく水分を吸収しやすいオルトコルテックス(O-コルテックス)
・硬く水分を吸収しにくいパラコルテックス(P-コルテックス)
これら2種類のコルテックスが規則的に並んでいると直毛に。
不規則で、配列にばらつきがあるとくせ毛になってしまうのです。
雨が降ると髪が湿気を含んで膨らんだりうねりが強くなるのも、この親水性の異なる2種類のコルテックスが、毛髪内でスパイラル状に偏在することによるものだと考えられています。
また、硬いタンパク繊維(P-コルテックス)は水分を含みにくく、柔らかいタンパク繊維(O-コルテックス)は水分を含みやすい性質をもっているので、湿気が多いと、髪が水分を含んでうねりが強くなり、ボリュームが出やすくなります。
③ 毛穴が曲がっている
直毛に比べ、くせ毛は頭皮の中で毛穴が少しカーブし、毛根部分が歪んでいたりします。
髪の毛が押し出される時にその毛穴を通るので、表面に出た時に髪が曲がってしまいます。
くせ毛の度合いは、この毛穴の曲がり具合によって変わります。
毛穴の形は遺伝することが多く、親がくせ毛だと子供もくせ毛になりやすい傾向にあります。
① 遺伝(先天的)
くせ毛の一番の要因となっているのが遺伝です。
生まれつきのくせ毛には、遺伝や毛髪の成長過程が関係しています。
遺伝により、生まれつき毛穴が曲がっている人もいますが、加齢による頭皮のたるみが原因で曲がるケースも少なくありません。
また、毛穴の曲がり具合によってくせ毛の度合いも変わります。
② 髪の毛のダメージ(後天的)
髪がダメージを受けると髪内部の成分が流出し、タンパク質のバランスがかたよってうねりが生じやすくなります。
髪のダメージの原因は、以下のとおりです。
・パーマやカラー
・紫外線
・髪が濡れた状態でのブラッシング・タオルドライなどによる摩擦
・ドライヤーやヘアアイロン
③ 毛穴の詰まり(後天的)
毛穴の詰まりもくせ毛になる原因の1つです。
毛穴が詰まっていると、真っすぐに伸びるはずの髪の毛が圧迫されて髪がうねりやすくなります。
頭皮のベタつきや臭いが気になる場合は、毛穴が詰まっている可能性がありますので、早めにケアをおこないましょう。
≪毛穴を詰まらせる原因≫
・シャンプーやトリートメントのすすぎ残し
・過剰な皮脂分泌
・油っぽい物ばかり食べている食生活の偏り
・髪の毛の洗い過ぎによる皮脂分泌
④ 生活習慣の乱れやストレス(後天的)
健やかな髪の毛が生えてこなくなる原因は、不規則な生活とストレスです。
ダイエットによる食事制限や、栄養バランスの偏りが原因で髪に栄養が行き届かなくなると、頭皮環境が乱れてくせ毛になりやすくなります。
生活習慣の乱れやストレスで、肌荒れが起こるように、頭皮環境も悪くなります。
・ストレス
・睡眠不足
・体の冷え
この3つは「万病のもと」と言われホルモンバランスを崩してしまう原因になります。
特に女性は冷え症が多いので、夏でも冷え対策を心掛けましょう。
くせ毛は優性遺伝すると言われています。
例えば、両親ともに直毛だった場合、基本的には子どもも直毛になります。
両親のうちどちらか一人が直毛で、もう一人が癖毛だった場合、癖毛の方が優性なので、70%程度の確率、両親どちらもくせ毛の場合は約90%以上の確率でくせ毛になるといわれています。
また、隔世遺伝(祖父母からの遺伝)することもあります。
完全な直毛の方は少なく、ほとんどの方は何らかのくせを持っています
「くせ毛になる原因は?」もあわせてご覧ください。
「くせ毛になる原因は?」でも説明している通り、くせ毛になる原因として①先天的なものと②後天的なものがあります。
後天的くせ毛は、間違った頭皮ケアや生活習慣が原因でくせ毛になることも考えられます。
また、年齢と共にくせが強くなることもあります。
10代で突然くせ毛になる原因はホルモンバランスの変化だと言われています。
また、子供の頃は髪が細くて柔かかったためくせが気にならなかったのが、成長するにつれ髪が太くなりボリュームが出て気になってくる事もあります。
くせ毛から直毛になることは、稀ですがあり得ない話ではありません。
「遺伝」など先天的な理由でくせ毛の場合は考えにくいですが「髪の毛のダメージ」「毛穴の詰まり」「生活習慣の乱れやストレス」など後天的な理由で挙げているもので当てはまるものがあり、その原因が改善されると直る可能性もあります。
完全に直毛になることは難しいですが、くせの度合いを抑えることはできます。
「くせ毛になる原因は?」もあわせてご覧ください。
シャンプーでくせ毛を直すことはできませんが、くせ毛の原因が「毛穴の詰まり」などからきている場合は、シャンプーの種類や洗髪方法を見直すことで、改善される可能性があります。
「くせ毛になる原因は?」もあわせてご覧ください。
「くせ毛にはどんな種類があるの?」でも述べているようにくせ毛には大きくわけて4種類あります。
頭皮の箇所によって異なる種類のくせ毛が混じっていたり直毛の中にくせ毛が混ざっていることがあります。
気になる方はもみあげやつむじ、生え際など、箇所を変えてくせ毛を確認してみましょう。
くせのない髪は湿度の影響をあまり受けませんが、くせ毛の場合は、水分を含むとくせの内側と外側の水分量が不均一になり曲がりやすくなります。
湿度が下がっても、元に戻らずそのままの状態になってしまうので、湿度によって髪はどんどん広がってしまいます。
くせ毛に対応した製品など自分の髪に合ったアイテムを使うことで扱いやすくすることができます。
「くせ毛はどうしてできるの?」でもくせ毛のメカニズムもあわせてご覧ください。
ホームケアや生活習慣を改善することでもくせ毛を抑えたり、予防することができます。
① 頭皮にやさしいシャンプーを使う
洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪を乾燥させてくせ毛が出やすくなることも。
頭皮の乾燥によって広がった毛穴は、老廃物が溜まりやすくくせ毛を悪化させる原因になります。
そのため、洗浄力を保ちつつも頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーをおすすめします。
② 頭皮や髪にやさしい洗い方を心掛ける
くせ毛対策は、シャンプーのやり方を見直すことも大切です
ポイント1:予洗いで頭皮の汚れを浮かせる
シャンプーで洗う前に大事なのが予洗い
シャンプーの前に予洗いをすることで、大体の汚れを落とすことができます。
頭皮を汚れを落とすイメージで時間をかけてお湯洗いをしましょう。
ポイント2:シャンプーを軽く泡立て、頭皮をマッサージするように洗う
シャンプー時、爪を立ててあらっていませんか?
実は、シャンプーは髪を洗うというより、頭皮を洗う為のもの。
指の腹で、頭皮をマッサージするように円を描きながら洗いましょう。
ポイント3:ぬるめのお湯で洗い残しがないようにしっかり洗い流す
熱いお湯でシャンプーを洗い流すと、必要な頭皮の皮脂まで流してしまい乾燥につながります。
少しぬるめの36度~38度ぐらいのお湯で、洗い残しがないようにしっかりすすぎましょう。
洗い残しがあると、頭皮に添加物がつまりくせ毛の原因になってしまうので注意しましょう。
ポイント4:タオルドライ後、ドライヤーでしっかりと乾かす
お風呂上りの髪の毛を自然乾燥したり、乾かさずに寝てしまうのはNG。
濡れている髪の毛を放置しておくと、さらに髪の乾燥が加速してしまい、くせが強くでてしまう原因に。
はじめにタオルで水分を吸い取り、その後ドライヤーで根本からしっかりと乾かすようにしましょう。
③ 頭皮や髪にやさしい洗い方を心掛ける
キューティクルは紫外線やドライヤーの熱、タオルの摩擦などにより傷つきます。
タオルで髪をふくときは、頭皮はこすらず軽くポンポンと叩くようにふき、髪はタオルを髪に押し当てるようにして髪の水分を取りましょう。
また、洗髪後のドライヤーや朝のスタイリング時には、洗い流さないトリートメントなどでコーティングして、キューティクルの剥がれを守りましょう
④ 髪へのダメージをなるべく与えない
くせ毛対策は、シャンプーのやり方を見直すことも大切です。
くせ毛の髪は水分量が少ないため、乾燥しやすくダメージを受けやすい状態です。
髪のキューティクルが剥がれている状態だと、湿気を取り込んでしまい、くせが強く出やすくなります。
そこで、普段からトリートメントなどで髪の毛の保湿を行い、毛髪内の水分をなるべく均一にすることが重要です。
⑤ いつも健康な頭皮を保つ
くせ毛を抑えるためには頭皮環境も大切です。
オイルクレンジングや炭酸クレンジングなどの「頭皮クレンジング」で頭皮の余分な皮脂を落としたり、「頭皮マッサージ」で血行促進を行うことなどを取り入れ健康的な頭皮をキープしましょう
⑥ 生活習慣を見直す
健康な髪をはぐくむ頭皮環境を整えるために、以下の3点を意識して健康的でストレスの少ないライフスタイルを目指しましょう
・バランスのよい食事
髪の毛をつくるための栄養素は「タンパク質」。
カラダの中で作ることができないタンパク質があるので、
健康な髪を育てるためにも「タンパク質」をきちんと摂りましょう。
また、髪をつくるためには炭水化物やビタミン、無機質など他の栄養素も必要です。
バランスの良い食生活をこころがけましょう。
・6時間以上の質の高い睡眠
頭皮は、睡眠中に少しずつ新しく作りかえられていきます。
睡眠不足はきちんと頭皮が作りかえられず毛包がゆがんでしまい、うねりにつながることがあります。
最低でも6時間は睡眠時間をとるようにしましょう
・アルコールは控えめに
髪の生成に大切な「ナイアシン」とよばれるビタミンは、アルコールを解毒するために使われます。
お酒を飲む量が増えると、髪にまで栄養が行き届かなくなってしまうので、お酒は控えめに。
ホームケアで髪質を改善していくのは大切ですが、どうしても時間がかかってしまいます。
すぐにくせ毛を何とかしたい!と思われる方はヘアサロンの技を借りるのもひとつの手です
① 縮毛矯正
強いくせがあり、自宅でのケアでストレートにするのが難しい方、毎朝、コテやストレートアイロンで熱を何度も与えている方は「縮毛矯正」が向いています。
「縮毛矯正」とは、薬剤の力で毛髪内の結合を1度切ってから、アイロンでクセを伸ばして、再び毛髪内に結合をつくる施術です。
同じく髪を真っ直ぐにするストレートパーマと比べると、髪への負担が大きくなります。
痛んだ髪だとキレイにかからないばかりか、さらにダメージ与えてしまうこともあるので、複数のサロンと比較して、自分の髪の状態と髪質にあった丁寧なカウンセリングをしてくれるサロンを選びましょう。
② 髪質改善トリートメント
「髪質改善トリートメント」は、ダメージを受けた毛髪内の結合を修復するトリートメント方法です。
パーマやカラー、紫外線、乾燥などのダメージ要因による、弱めのうねりやパサつきなどの改善にもおすすめです。
髪の内部から補修してくれるため、続けて行えば、さらツヤ髪を手に入れることも可能となります。
縮毛矯正のように生まれつきのクセや縮毛を伸ばす効果はあまり期待できませんが少しのうねりなどなら「髪質改善トリートメント」で改善する場合も。
① ヘアアイロンを使用する
くせ毛はヘアアイロンを使うことである程度抑えられます。
3センチ幅程度で薄めにとるのがポイント!
根元のくせやボリュームが気になる人ほど、薄めのスライスがおすすめです
濡れた髪にヘアアイロンを使うのはNG、しっかり乾かしてから使用しましょう。
ヘアアイロンの温度は160~180度を目安に。
ヘアアイロンを使う前に髪を熱から守るタイプのトリートメントなどを付けて髪を保護しておくとよいです。
② スタイリング剤を使う
ヘアアイロンでセットした後は、ジェルやワックスなどで仕上がりをキープすると、くせ毛によるセット崩れを防ぎやすくなります。
湿気で髪の広がりが気になる場合は、ヘアオイルを髪全体につけましょう。
ダメージのある髪は、オイルやクリームでツヤを出すことで髪を美しく見せられます。
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